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新入社員の「厳しさ」と「甘やかし」のバランス、どう取る?

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~新入社員を伸ばす【ちょうどいい指導】とは~

温かい春になり、新入社員が入社し、新入社員研修の時期になりました。

新入社員を迎える現場では「最近の若手にどう接したらいいのかわからない」という声を聞きます。叱ったらすぐに落ち込んでしまうし、でも優しく接しているだけじゃ成長が見えない。。。

それがまさに「厳しさ」と「甘やかし」のバランスが問われている状態なのです。

今回は新入社員との関わりにおける

【理想的なバランス】

とはなにかを、具体的な事例をお伝えしながらご紹介します。

目次

新入社員への【厳しさ=期待の表れ、甘やかし=成長の妨げになることも】

まず大切なことは『厳しさ=悪いこと』『甘やかし=優しいこと』という軽率な見方を捨てることです。

・厳しさとは、相手の成長を本気で願い、必要なことをあえて伝える勇気。
・甘やかしとは、配慮のつもりでも、結果的に相手から「考える機会」「乗り越えるチャンス」を奪うこと。

つまり、成長を目的とした「積極的な厳しさ」は必要不可欠なのです。

【事例で見る:バランスを崩した指導の落とし穴】
・厳しさに偏り過ぎた結果…

ある上司の指導:「社会人なんだから、自分で考えて当然だろ。手取り足取りなんてのは甘えだよ。」

→新人は委縮して「何にも言えない」「間違えて叱られたくない」と受け身になっていく。
結果的に行動量も思考も減り、成長のスピードが落ちる。

改善のポイント:
・「考えて当然」ではなく、「考える力を育てる」が指導の目的
・最初は選択肢を提示して「どれが良いと思う?」と一緒に考えるスタンスにかえよう

・甘やかしすぎた結果

ある上司の対応:「新人にプレッシャーをかけたくないから、納期を緩めておこう。少しのミスならこちらで手直ししてしまおう」

新人は「頑張らなくても許される」と感じ、徐々に仕事への緊張感や自律性が薄れていく。

改善のポイント:
・難易度を下げるのではなく、小さなチャレンジ機械を積み重ねること
・期待を伝えながら、「ここまでは任せてみるね」と信頼のメッセージを添える

新入社員へ【ちょうどいい】関わり方を実現するヒント

1.「プロセス」を評価する

新入社員はまだ成果が出しにくい時期だからこそ、

・自分で考えた姿勢
・周囲への相談の仕方
・行動のスピードや工夫点などそのプロセスを認めることで、
「見てもらえている感」や「頑張る意味」が生まれます。

2.「感情ではなく、目的」で指導する

感情的に叱るのではなく、「なぜその行動が問題だったのか」「何のために注意をしたのか」
を伝えることで、本人の納得度が変わります。

例:
× 「そんなことは社会人として常識でしょ!」
〇 「この場面で連絡が遅れると、お客様に迷惑がかかるから注意が必要だよ」

3.難易度を調整して達成感を積ませる

いきなり高い壁にぶつけるのではなく、「ちょっと背伸びすれば届く課題」を設定して、
達成と失敗の経験を積ませていきましょう。

難しすぎず、簡単すぎない。

できたという小さな成功体験が、成長意欲を引き出します。

私も新人指導で何度もつまづきましたが、「今日はここまでできたから、明日はもう少し進めてみよう」
と声をかけると、新人の表情が意欲が湧いた顔になったのを覚えています。

そして指導する私も「彼はここまでできたから、明日はここを目指して頑張ってもらおう」と
小さな目標ができ、スモールステップを繰り返すことで目標へと進んでいけました。

新入社員への関わり方【まとめ】~新入社員研修の紹介~

厳しさと甘やかしのバランスに正解はありません。

ただし共通して言えるのは、「信頼関係があるかどうか」で伝わり方が大きく変わるということです。

この人は自分のために言ってくれているーー

そう思える関係性さえあれば、厳しいフィードバックは愛情に、優しさは信頼へと変わっていきます。

新人の未来を作るのは、現場の関わり方次第です。

その新人を育てるお手伝いがしたい。

私たち合同会社COBALT BLUEは新人研修を通じて、「伝える力」「伝わる力」を育てています。
一生懸命やっているのに伝わらない…そんなもどかしさ、誰でも一度は感じたことがあるはずです。

だからこそ、自分の考えをちゃんと言葉にして、相手とコミュニケーションがとれる力って、
本当に大事だと思うんです。

「うちの新人にも、そんな力をつけてほしいな」と思ったら気軽にご連絡ください。


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