即戦力を育てる!新入社員研修で押さえるべきビジネスマナーとメールの基本とは
目次
研修の目的は大きく3つ
新入社員研修の主な目的は以下の3つです。これらは、すぐに業務で使える実践力を養うための土台となります。
1. 社会人としての心構えを身につける
時間厳守、責任感、主体性など、学生時代とは異なる「社会人としての基本的な姿勢」を理解し、意識を切り替えることが求められます。
2. 対人スキル(ビジネスマナー・コミュニケーション)を習得する
円滑な人間関係を築くために欠かせない「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」や「電話応対」「来客対応」「名刺交換」などを実践形式で学びます。
3. 会社のルールや業務の基本を理解する
社内ルール、勤怠管理、セキュリティ意識、報告書の書き方など、職場で働く上での「当たり前」を学びます。
これらのスキルは、新入社員にとっては“初めての社会との接点”であり、今後の成長や信頼関係をつくる上で重要になります。
1と2の新入社員研修は自社で行わずとも、外部の研修会社で学ぶことができます。
・重要なのが「ビジネスマナー」と「メールの基本」
数ある研修の中でも、重要視されているのが「ビジネスマナー」と「ビジネスメールの基本」です。
たとえば、上司や取引先に対する敬語の使い方や、適切な立ち居振る舞い、TPOをわきまえた服装などは、第一印象を左右する大切なポイント。
また、メールの書き方ひとつで、相手からの信頼度が大きく変わることがあります。
ビジネスマナーやメールスキルは、「新人のときだけ使うもの」ではありません。社会人として長く働く中で、何度も繰り返し使い続ける“一生モノ”のスキルです。
だからこそ、研修の段階で正しく身につけておくことが重要なのです。
新入社員がまず覚えるべきビジネスマナー7選
1. 笑顔とあいさつは毎日の習慣に
朝の「おはようございます」、帰りの「お先に失礼します」は基本中の基本。
笑顔をプラスすると、相手も笑顔になります。良い人間関係は、あいさつから生まれます。
2. 身だしなみは“清潔感”がカギ
高級な服である必要はありません。シャツにしわがないか、髪がボサボサでないか、靴が汚れていないか。
それだけで印象は変わります。
3. 時間厳守は社会人の約束
集合時間の5分前には着くのが理想。オンライン会議でも開始1〜2分前にはログインしておきましょう。
遅れるときは必ず早めに連絡を入れるのが礼儀です。
4. 言葉づかいは慎重に
友達との会話と違い、仕事では丁寧な言葉を使います。「〜でございます」「〜いたします」と使い分けましょう。
5. メモを取る習慣を
新人のうちは、何度も同じことを聞かないためにもメモが大切です。指示やアドバイスはその場で記録するクセをつけましょう。
6. 周囲を観察する力を養う
仕事は「自分から動く力」が求められます。先輩が忙しそうにしていたら「お手伝いできることはありますか?」と声をかけましょう。
7. 感謝の言葉を忘れずに
「ありがとうございます」「助かりました」など、感謝の言葉は人間関係を円滑にします。
シンプルですが、最も効果的なビジネスマナーです。
メールは“社会人の名刺”|正しい書き方とコツを身につけよう
メールは、社会人としての第一印象を決定づける大切なコミュニケーションツールです。
対面でのやりとりとは異なり、文章だけで相手に気持ちや意図を伝える必要があるため、「メールの書き方=あなたのビジネスマナーのレベル」と見られることもあります。
新入社員研修の中でも重要とされる「メールマナー」について、基本的な構成と書き方のコツをご紹介します。
・件名は一目で内容がわかるようにする
メールの件名は“要約”のようなもの。開封する前に内容が分かるように工夫しましょう。
例えば、件名が「おつかれさまです」だけでは、受信者は内容が分からず、後回しにされる可能性があります。
ビジネスでは、相手に“読まれる件名”を意識することが大切です。
良い例:
【報告】4月度営業進捗のご報告
【依頼】企画書のご確認をお願いいたします
【日程調整】○○ミーティングの件
このように「【種別】+要件」を簡潔に書くことで、相手の時間を無駄にせず、内容を伝えることができます。
・本文の構成は「3ステップ」が基本
丁寧でわかりやすいメールは、以下の3ステップ構成で作成します
1. あいさつ:「お世話になっております」「いつもお世話になっております」など、丁寧な導入を。
2. 用件:「○○の件でご連絡いたします」「○○についてご報告いたします」など、要点を明確に。
3. 締め:「何卒よろしくお願いいたします」「ご確認のほどお願い申し上げます」などで丁寧に締めくくります。
この3ステップを守るだけで、読みやすく印象の良いメールになります。
まとめ【マナーとメールは一生の財産になる】
新入社員研修は、単なる“勉強の場”ではありません。
それは、学生から社会人へと移行する上での“土台づくり”であり、今後の社会人生活を大きく左右する大切な準備の期間です。
特に、ビジネスマナーやメールの書き方は、どんな業界・職種であっても必要とされる共通の基本スキル。
これらをしっかりと身につけることで、上司や先輩、取引先からの信頼を得やすくなり、円滑な人間関係を築く第一歩となります。
ビジネスマナーには、言葉遣い、身だしなみ、挨拶、電話応対など様々な要素がありますが、
中でも「メールの書き方」は特に実践機会が多いスキルです。
適切な敬語の使い方、件名の付け方、簡潔で分かりやすい文の構成を意識することで、読み手がメッセージを受け取りやすくなります。
社会人としてのスタートを自信を持って切るためには、研修で学んだことを単なる“知識”としてとどめるのではなく、
実際のビジネスの現場で“行動に移せる力”に変えていくことが重要です。
最初に正しいマナーとスキルを習得することで、その後の成長スピードやキャリアの広がり方も大きく変わってきます。
「ビジネスマナー」「メール対応力」は一生の財産です。
これらのスキルは時代や職場が変わっても色あせることなく、どんな状況でもあなたを支えてくれる力になります。
だからこそ、新入社員研修の期間を最大限に活用し、確実に自分のものにしていきましょう。
実際に私が講師を務めるビジネスマナー研修内でメールの作成をしてみますが、
よくあるミスとして
・件名が空欄またはわかりづらい
・相手の社名や名前が書けているが、自分の会社名や名前を書けていない
・Re:が増えていってしまう
・改行が少なく読みづらい文章で、何が大事なのかわからない
といったことがおこりました。
メール作成は何度も繰り返すことが大切ですが、ポイントを伝えながら作り直すとあっという間に身につけてくれます。
私たちの新入社員研修でビジネスマナーやメールの基本を学びませんか?!
少人数オンライン形式でしっかり成長にアプローチしていきます。
事業所は東京都にも近い神奈川県、川崎市です。
是非お気軽にご連絡ください。