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【2025年版】6月が振り返りの鍵!新入社員研修の効果を測る3つの評価ポイント

4月に入社した新入社員が現場に出てから約2か月が経過した6月。

配属先での実務経験が少しずつ増え、職場の雰囲気にも少し慣れ始めるこのタイミングは

「新入社員研修の効果測定」を行う絶好のタイミングです。

新入社員研修は、企業にとって単なる初期教育ではありません。

彼らの社会人としての土台を築く重要なプロセスであり、その成果を確認し、評価・改善することが人材の育成に大きく左右します。

この記事では、6月に行うべき振り返りのチェックポイントを3つに整理してご紹介します。

研修をやりっぱなしにせず、現場での活躍につなげるためのポイントを、具体例とともに解説していきます。

目次

ポイント①:ビジネスマナーの定着と業務遂行力の成長度

新入社員研修のスタートはビジネスマナーの基礎を徹底的に教えます。

名刺交換、敬語の使い方、電話対応、報告・連絡・相談(報連相)の基本などは、どの企業でも外せない内容です。
これらが配属後の実務の中で自然に使えているかどうかが、最初の評価ポイントとなります。

評価の際は、以下のような視点で確認してみてください

・社内外の対応で、礼儀正しく丁寧な言葉遣いや行動ができているか
・社内メールの文章が簡潔かつ適切で、誤字脱字が減ってきているか
・電話応対や来客対応時に慌てず、マナーに基づいた受け答えができているか
・上司からの指示に対して自分なりに考え、業務を遂行できるようになっているか

また、研修で実施したロールプレイが実際の業務で活かされているかをOJT担当者に確認することも効果があります。

マナーだけでなく、「仕事の段取りを自分で考えて動けるか」といった自主性にも注目してみましょう。

ポイント②:新入社員のコミュニケーション力とチーム内での順応性

研修期間では見えにくかった「職場でのコミュニケーション力」や「チームへの適応力」は、配属後の職場生活を少しずつ明らかになります。

新入社員が周囲とどれだけ良好な関係を築けているか、困った時に適切に相談できているかは、長く仕事を続けて行く上で重要なポイントです。

具体的には、以下の点をチェックしましょう

・日常業務で、上司や同僚に対して自発的に報告・相談・確認ができているか
・チーム内での会話に積極的に参加し、適切なタイミングで発言できているか
・フィードバックを前向きに受け取り、行動に反映する姿勢が見られるか
・雑談や食事などの場面でもコミュニケーションが取れているか

このチェックポイントは、同じ職場で働くメンバーの感覚にも左右されるため
1on1やチームミーティングを活用し、周囲の声を丁寧に集めることが大切です。

ポイント③:新入社員本人の自己評価と研修に対するフィードバック

「現場の評価」だけでなく、「本人の自己評価」を取り入れることで、研修内容の見直しやフォローアップ設計に繋がります。

新入社員自身が研修をどう受け止め、どこに課題や成長を感じているのかを知ることは、教育担当者にとって非常に大切な情報です。

下のような質問を取り入れたアンケートやヒアリングを実施するのがおすすめです

・研修で学んだことが、実際の業務でどれほど役立っていると感じているか
・特に印象に残った研修や、今後もっと深く学びたい内容は何か
・入社してからの自分の成長をどう感じているか
・現時点での不安や悩み、今後のキャリアに対する希望はあるか

このようなフィードバックは、今後のOJT計画やメンター制度の強化、さらには次年度の新入社員研修設計にも直結する情報源になります。

本人の声を記録し、PDCAサイクルを回していきましょう。

まとめ:6月の新入社員研修振り返りが今後の育成成功を左右する

新入社員研修は、スタートラインに過ぎません。

6月という節目で、「研修の成果は現場で活かされているか?」「職場に適応できているか?」「本人はどう感じているか?」
という3つの軸からしっかりと効果を測定することが、その後の成長をサポートする上で必要な情報になります。

ビジネスマナーは改善すべき部分はすぐサポートしてスキルアップしてもらいましょう。

コミュニケーションスキルに関して、仕事の報連相が少ない場合は、周りが細かく声をかけるサポートも必要になってきます。
新入社員はどれくらい発言をしたら良いのかがわかっていない場合があるからです。

「ここからここまで進んだら報告する」「この会議では発言を求められるからしっかり案を考えておこう」
と本人の思考が変わるまでは声掛けが必要になります。

そして新入社員研修の振り返りと自己評価。
今年の研修を振り返ることで、来年以降の新入社員研修に活かすだけでなく、現在の新入社員一人ひとりに合わせたきめ細やかなフォローアップが可能になります。

6月のタイミングを逃さず、「研修の価値」ブラッシュアップしていきましょう。

【よくある質問】例(FAQ)

Q1. 6月以外でも新入社員研修の効果測定は必要ですか?

A. はい、6月は適切なタイミングの一つですが、配属直後や半年後、1年後など複数の時期に振り返りを行うことで
 より的確な育成が可能になります。

Q2. 新入社員が自己評価に消極的です。どう対応すればよいですか?

A. 匿名アンケートの活用や1on1の時間を確保することで、本音を引き出しやすくなります。
 また、評価ではなく「振り返り」の場であることを伝えることもポイントです。

Q3.研修を見直したいのですが、何から始めるべきですか?

まずは、今回の結果や新入社員の声を整理し、特に「効果があまりなかった部分」と「実務に結びついた部分」
を明確にすることから始めましょう。そして必要に応じて、外部の専門家や他社事例を参考にすると改善がスムーズです。

【新入社員研修をお考えの企業様へ】

新入社員には学ぶべきことが数多くあります。
そのすべてを社内で対応するのは負担が大きいため、外部に研修を委託することも有効な選択肢です。

私達の研修会社では新入社員や若手社員向けにビジネスマナー研修・コミュニケーション研修をセットにした
スタート研修を行っております。
一緒に新入社員・若手社員の成長に力をいれませんか?

事業所は神奈川県、川崎エリアにありオンラインの新人研修を得意としております。

お気軽にご連絡をお待ちしています。

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